フルオーダードレスは、完成したドレスを選ぶのではなく、お客様のための一着をゼロから作り上げていくものです。
どのような選手になりたいのか。
フロアで、どのような印象を届けたいのか。
大切な試合で、どのような自分を表現したいのか。
お客様の思いや物語を伺い、デザイン、生地、縫製、装飾、ストーンの一粒に至るまで、一つずつ形にしていきます。
今回は、ご相談から完成・納品まで、Four Seasonsのフルオーダードレスがどのように作られているのかをご紹介します。
■ STEP1 ご相談・ヒアリング
フルオーダーは、お客様のお話を伺うところから始まります。
ご希望の種目、色、雰囲気、着用予定の大会、完成希望時期などに加え、最初にご予算を確認します。
Four Seasonsでは、完成したデザインに合わせて予算を増やしていただくのではなく、あらかじめご提示いただいたご予算に合わせてデザインを起こします。
限られたご予算の中でも、どの部分を重視すれば最も美しく見えるのかを考え、生地、装飾、ストーンの数量や配置などをご提案します。
さらに、次のような点についても丁寧に伺います。
・どのような選手に見せたいか
・得意な動きや踊りの特徴
・パートナーとの身長差や衣装のバランス
・身体について気になる部分
・過去のドレスで困ったこと
・好きな色や避けたいデザイン
・フロアで表現したい世界観
「具体的なデザインは決まっていない」という状態でも問題ありません。
言葉になっていないイメージも含めて丁寧に整理し、ご予算の範囲内で、お客様らしさを最大限に引き出すデザインをご提案します。
■ STEP2 デザインのご提案
ヒアリング内容をもとに、お客様のためのオリジナルデザインを作成します。
Four Seasonsでは、見た目の美しさだけではなく、実際に競技フロアでどのように見えるかを重視しています。
静止した状態で美しいだけではなく、踊ったときにラインがどのように流れるか、回転したときにスカートやフロートがどう動くか、どの位置に視線を集めるかまで考えます。
通常、デザインは3回まで無料で修正を承ります。
お客様のご希望を伺いながら調整し、納得いただける一着へ近づけていきます。
なお、第三者の作品や他社ブランドのドレスを、そのまま複製するご依頼はお受けしておりません。
参考画像をお持ちいただいた場合も、お客様が惹かれたポイントを読み取り、Four Seasonsとして新たなオリジナルデザインをご提案します。
■ STEP3 お見積もり・仕様の決定
デザインの方向性が決まったら、生地、装飾、ストーンの種類や数量、フロート、アクセサリーなどの仕様を整理し、最終的なお見積もりをご案内します。
フルオーダードレスの料金は、主に次の要素によって決まります。
・使用する生地の種類と量
・デザインや縫製の難易度
・スカートの構造とボリューム
・ストーンの種類と数量
・ソーオンストーンなどの装飾
・フロートや羽根飾りの仕様
・ネックレス、イヤリングなどの付属品
金額だけをご提示するのではなく、どの部分に、どのような素材と技術を使用するのかも含めてご説明します。
デザイン、仕様、納期、お見積もりについて双方で合意した後、ご入金を確認してから正式に製作を開始します。
合意したデザインと仕様の範囲内で、製作開始後にFour Seasons側の都合による追加料金が発生することはありません。
製作途中で材料費や作業費が想定を上回った場合も、事前に合意した料金のまま、完成まで責任を持って製作します。
「完成直前になって料金が増えるのではないか」という心配をせず、安心して完成をお待ちいただけます。
ただし、製作開始後にお客様からデザインや仕様の追加・変更をご希望された場合は、内容に応じて別途料金が必要になることがあります。
その場合も、必ず事前に内容と金額をご案内し、お客様のご了承なく追加料金を請求することはありません。
■ STEP4 採寸
フルオーダーでは、正確な採寸が仕上がりを大きく左右します。
バスト、ウエスト、ヒップ、肩幅、袖丈、着丈などの基本的な寸法だけではなく、競技ドレスの構造や動きを考慮しながら、必要な箇所を細かく確認します。
単に身体へ密着させるだけではなく、腕を上げたとき、ホールドを組んだとき、大きく動いたときにも美しく見えるバランスを考えます。
Four Seasonsでは、採寸を無料で承っています。
既存の衣装などから型を取る必要がある場合は、別途型取り料金を頂戴することがあります。
■ STEP5 パターン・縫製
採寸情報と確定したデザインをもとに、パターンを作成し、生地を裁断して縫製します。
伸縮性のある競技用生地は、通常の洋服とは異なる専門的な扱いが必要です。
身体に美しく沿いながら、激しい動きを妨げないこと。
ホールドや回転によってずれにくいこと。
長時間着用しても、できる限り負担が少ないこと。
こうした条件を満たすため、職人が生地の特性や伸び方を確認しながら、一着ずつ仕立てます。
スタンダードドレスでは、スカートの広がり、フロートの流れ、ホールドを組んだ際の上半身のラインを重視します。
ラテンドレスでは、身体の動き、脚の見え方、フリンジや装飾の揺れなどを考えながら仕上げていきます。
■ STEP6 ストーンデザイン・装飾
ドレスの形が完成したら、ストーンや装飾を加えていきます。
Four Seasonsのドレスに使用されるラインストーンの多くは、日本企業である株式会社Lydia.Jが展開する「LydiaJストーン」です。
ストーンは、ただ多く貼れば美しくなるものではありません。
どの部分を強く輝かせるのか。
どこへ視線を集めるのか。
回転したときに光をどう流すのか。
遠くから見たときに、どのラインを際立たせるのか。
完成後のフロアでの見え方を考えながら、色、サイズ、形、配置を決めていきます。
その後、職人が一粒ずつ手作業でストーンを配置します。
一着に数千粒から、デザインによっては一万粒を超えるストーンを使用することもあります。
見えない部分までバランスを確認しながら仕上げるため、非常に長い時間と高い集中力を必要とする工程です。
■ STEP7 製作途中の確認
Four Seasonsでは、製作状況に応じて途中経過の写真をお送りします。
デザイン画だけでは分からなかった一着が、少しずつ実際の形になっていく過程をご確認いただけます。
ただし、製作途中は縫製や装飾が完成しておらず、最終的な印象とは異なる場合があります。
一つの工程だけで判断するのではなく、すべての生地、装飾、ストーンが重なり、完成した状態で最も美しく見えるように製作を進めています。
なお、製作の進行状況によっては、途中段階で変更できない箇所があります。
気になる点がある場合は、確認写真をお送りした時点でお早めにご相談ください。
■ STEP8 最終検品・仕上げ
縫製と装飾が完了した後、最終検品を行います。
・ご注文内容との相違がないか
・縫製に問題がないか
・ストーンや装飾に不足がないか
・ファスナーやホックが正常に動くか
・フロートや付属品がそろっているか
・全体のバランスが崩れていないか
細かな部分まで確認し、必要な調整と仕上げを行います。
海外の製作現場と連携する場合も、完成品を受け取ってそのままお渡しするのではなく、Four Seasonsとして確認したうえで納品します。
■ STEP9 ご試着・納品
完成後は、ご来店または配送にてお渡しします。
ご来店の場合は、実際にご試着いただき、サイズ感、動きやすさ、付属品の取り付け方などをご確認いただきます。
ドレスは、ハンガーに掛かっている状態と、実際に選手が身に着けた状態では印象が大きく異なります。
お客様が袖を通して初めて、ドレスに身体のラインと動きが加わり、一着の作品として完成します。
■ 完成後のメンテナンスまで
競技ドレスは、納品して終わりではありません。
大会での着用や持ち運びを重ねる中で、ストーンの脱落、装飾の緩み、縫製部分の補修などが必要になる場合があります。
Four Seasonsでは、使用した素材やストーンを確認しながら、完成後のメンテナンスや修繕についてもご相談を承ります。
大切な一着を、できる限り長く、安心して着用していただくこと。
それも、フルオーダードレスをお届けする私たちの責任だと考えています。
■ 一着が完成するまでに込められているもの
フルオーダードレスの価格には、生地やストーンといった目に見える材料だけが含まれているわけではありません。
お客様のお話を伺う時間。
ご予算に合わせてデザインを考える時間。
パターンを作り、縫製する技術。
一粒ずつストーンを配置する職人の手仕事。
製作を管理し、検品する責任。
完成後も一着を支えるためのサポート。
多くの人の時間、技術、判断、そして思いが重なって、一着のドレスが完成します。
Four Seasonsが作りたいのは、ただ華やかなだけの衣装ではありません。
お客様がフロアへ向かうときに勇気を与え、自信を持って踊るための力になる一着です。
ご提示いただいたご予算を大切にし、合意した料金の中で、できる限り高い完成度を目指すこと。
そして、ご相談から完成後まで、お客様の物語とともに歩むこと。
それが、Four Seasonsのフルオーダードレスです。

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